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Philosophy 意匠哲學

世界はデザインでできている

世の中に存在するありとあらゆるものには、デザインが施されています。
デザイナの名を明示的に冠しているものもあれば、そうでないまでも消費者にとってはそのデザイン性が主な購入動機となるものもありますね。
いわゆる消費財にかぎらず、居心地の良い空間や、食欲をそそられる盛りつけといったものにもまた、デザインが発揮されています。

もちろん、直接的なデザイン自体が選択の重要な指標にならない場合もありますが、何らかの商品やサービスを宣伝する各種の広告物やパッケージ、ラベルなどには、やはり購買意欲や、ときには潜在意識に訴えかけるべくデザインが施されているものです。

このように、デザインに一義的に求められる装飾や形状、色使いなどは、誰かに何かを訴えかける、といった役割を帯びていますが、デザインが果たすべき役割は、見た目やファッション性にかぎったものではありません。

ときとして、「デザイン」と「機能」を対語のように使われる場面もありますが、この二者は必ずしも相反する概念ではないと考えます。
あるものがその機能をよりよく発揮するためには、ひとつひとつの機能を生み出す部品のそれぞれが、個々に意味のあるデザインでなければならないのですから。

演出、設計、編集、執筆、開発…、モノづくりのあらゆる工程、あらゆる部門にデザインは潜んでいると言ってもいいでしょう。
各工程を有機的に結びつけることによって、創り出されるものがもつべき特性を最大限に引き出し、その目的に究極的に適うよう目指すのが、デザイン、そしてデザイナの真骨頂なのです。

デザインが求むべき「美」は、外観にとどまらない。—

タマキ☆ヒカル

Aug2009
22Sat
12:10
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